31回目の結婚記念日

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  • 2018.10.12

31回目の結婚記念日

今年はしっかりと結婚記念日も間違えずに覚えていました。IBM時代に人事に提出した時点で結婚日を一日間違えて申請してしまって女房に電話がかかってきた事件以来、この件に関しては優等生ではない私です。IBM Japanの創立記念日が6/17、この記憶が強烈で自分の結婚記念日をいつも10/17と間違えてしまっています(実際は10/16なのですが)。それだけIBMが大好きなのでしょうね(笑)。忘れるだけならいいのですが、ほぼ毎年出張中で家にいたことも数えるほどしかありません。もし違う人が女房であればとっくに叱られて離婚されているだろうなと反省すべきことだらけの人生でした。

今年で31年。自分の人生の半分以上は女房に世話になっていることになります。両親とも同居していますが、料理の味付けも私の味覚は完全に女房に依存しています。お袋の料理をたまに口にするとよそ行きな感じがするのは不思議なものですね。今年も結婚記念日は名古屋での企業研修。翌日が岐阜の麗澤瑞浪高等学校での講演会のため、名古屋泊で留守にします。そこで早めの結婚記念日の祝いをしました。一度やってみたかったコメダ珈琲・おかげ庵での焼き物体験。だんごに大福と幸せな経験でした。今後ともどうぞよろしくお願いします。

最大の事件は娘の死

自分のミッションを意識する大きなきっかけ

我々にとって最大の事件は二番目の子供(長女)が生後23日で天国に旅立ったことでしょう。出産直後の女房は動けないので、23日間毎日私が娘の入院している赤十字病院に通いましたが、悲しくも私の腕の中で旅立ちました。その時は女房も一緒でした、私の一生分の涙の半分はこの瞬間に流れ出しました。自分の子供が先に逝ってしまうことは言葉に表せない程の衝撃でした。夫婦ともに健康優良児のような我々には全く関係のない事件だと思っていました。それまでは開発部門で酒もそんなには大量に口にしない自分でしたが、流石に一年くらいは復活に時間を要しました。これを機に飲酒の量も増えました。私よりも女房は心の復活にもっと時間を要したことでしょう。それまでは世界で40万人の従業員の会社でひたすら上を目指して突き進んでいたように思います。

多くの友人からプレゼントされた本の中で「私が神からのミッションを果たしていないので、大切な身の回りの人が身代わりになった」という内容のメッセージが私の心に突き刺さりました。そうなんだ、私が生き方を考え直す必要がある。仕事も大切だけど、もっと大切なものがある。愛する息子も既に授かっている。この事件がやがて私の転職にも繋がっていきます。女房の兄弟も全てIBM勤務なのに、一言も反対せず私の進む道を信じてついて来てくれました。いつも私にとって最高の応援者を演じ続けてくれた事が自分の成功に繫がったと感謝しています。一部上場企業を飛び出して、壊れそうだったAppleに転職したいと言い出した時も笑って応援してくれました。今でも女房はiPhoneではなくSONYを使っていますが(笑)。

最大の事件2

突然の入院にも立ち会えず

私が2004年にAppleに入社した年の初めての大阪出張。ちょうど大阪にApple Storeを出店するための準備の真っ最中でした。仕事を終えてホテルに戻ると緊急の電話が。女房が激痛に襲われ、近所のお友達に救われ救急病院に担ぎ込まれたとの連絡でした。私が横浜に戻った時には、緊急で手術も終え入院中という状況でした。最初の娘が天国に行ってしまった後に授かった二女と息子が心配そうに病院で女房を見守っていました。

家に戻ると娘がベッドの上で悲しそうに、心配そうにずっと泣いていた姿が今でも忘れられません。こんな緊急の時にも一緒にいられない自分の仕事のことをまたも考えさせられる大きな事件でした。女房は気丈夫な人で病院でも笑顔で迎えてくれました。仕事で留守で緊急の時も救えなかった自分を攻める空気は全くありませんでした。いつも感謝の嵐です。この人の応援のおかげで、こんなにも激しい恐ろしいビジネスの世界を駆け抜ける事ができたといつも感じています。

 

楽しい時は誰といても楽しい

悲しい時辛い時に一緒にいて安らぎを感じる人

仕事していても同じです。調子が良い時は誰がやっても上手くいくし、誰といても楽しく感じるものです。人生も仕事も同じです、上手くいかない、辛い時に誰と一緒なら乗り越えられるか。別に多くの言葉は必要ではありません。ただ一緒にソファーに座っているだけで安らぎを感じられる人があなたのspouseとして最高だよ、と部下にも言い続けて来ました。人間には他人には言えないほど大変なことが起こるものです。私はいつも神からの試練なんだろうと考えるようにしています。

Appleを退任した時点で結婚生活20年。ずっと家や家族を守ってもらって感謝の気持ちしかありません。1年半は、毎週ゴルフ・映画・ショッピング、毎月旅行とこれまでできなかった女房孝行に努めました。そして再びそれまで以上に忙しいコミュニカビジネスがスタートしました。外資系の幹部を努めたお陰で、ハワイ、バリ島、タイ・プーケット、シンガポールとリゾート地に家族を連れていくことはできましたが、それ以外は大したことはできていません。みんなが健康で笑顔でいてくれることが最高の幸せだと感じています。そのための環境を作ることが私の役目だと思ってまだまだ走り続けます。

これまでの感謝を込めての「だんご&大福」デートでした。これからもどうぞよろしくお願いします。
退職離婚されないように、自分の夢や体力・気力に磨きをかけておきます(笑)。
まだまだやりたいこともあります。ピアノ、絵画、料理、ギター復活、サーフィン復活。もっと時間が欲しいものです。

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