英語のZoom会議をを乗り切る7つのフレーズ
- 真のビジネス英語
- 2022.01.26
1. Okay, Shall we start?
さ、そろそろ始めません?
最初の数分は、軽い雑談で始まるのが一般的です。英語が不得手なら、そこに乗れなくてもOK。そんなことより、適度に間が開いた瞬間にこの言葉を発することで、場を俯瞰できる優秀な人という“雰囲気 (あくまでも)”を演出でき、本題へ促すことができます。
2. We’re alive. We’re getting by.
大丈夫、生きてる。なんとかやってます。
さぁ、始めましょうと言ったところで、「日本は今、大変なんじゃないの? ね、本当のところ大丈夫?」などと聞かれることも多いもの。欧米人は好奇心を隠したりしません。そんな時はこの言葉で乗り切って。「生きてるよ」なんて真面目に使うシーンは少ないのですが、こういう時は使って、逆に場を和ませましょう。「なんとかやってる」はそうですね、商売の動向を聞かれた時に「ぼちぼちでんな」と答えるのにも似ています。これも使い勝手のいい言葉です。
3. Could you repeat that? / Could you say that again?
今、なんて?
相手の言葉が聴き取れないことを恐れる必要はありません。日本語の会話でも、よく言いませんか、「え、今何て言った?」って。PCや通信環境のせいで音声がはっきり聞こえない、という雰囲気も醸し出しながら、暗に相手に「丁寧にゆっくり発音して」というメッセージを、この言葉を使って伝えましょう。
4. Wait, wait. I have something to say.
(話し始める時に)ちょっといいですか?
過去に教科書や授業では「May I speak?」というセンテンスを習ったかもしれません。が、それだと低いところからおずおず口を出すようなニュアンスに。「発言してもいいですか?」というような。「Wait, wait」は直訳すれば「待って」ですが、音のリズム的にも発しやすく、「ここは言わなくちゃ」という話に入る時の言葉として使いやすいのでぜひ。
5. That’s a good idea! / I couldn’t agree more!
いい考えです! / 大賛成です!
英語初心者にとって、会議中にとっさの判断で言いたいことを発言するのは至難の技です。自分が思うことを英語で話せたら最高ですが、言えなくても仕方ありません。それよりはまず、「自分の意思をどうすれば示すことができるか」に重点を置くこと。要するに「考えを持たない人」になるのがNGなのです。自分と同様の意見を口にする人がいれば、すかさず「いい考え!」と同意することで、自分の意見もそうだと表してください。心から同感であれば、後者のセンテンスがおすすめ。言葉が少なくても、きちんと思いの強さまで伝わります。
6. I have to say no. (Why?とかぶせてきたら)Let me get back to you. I can’t prioritize this now. We’re in a tough situation.
(決断を促される時に)無理と言わざるを得ませんね。(なぜ?と聞かれたら)後ほど改めてお伝えします。今はそれを優先することが出来ないんです。とっても厳しい状況にいるので……。
少し長いのですが、一つ一つは簡単です。どんな会議でも、最後には何らかの決断を下すのが常ですが、欧米式ビジネスではさらにその傾向が強まります。日本的に「一度社に持ち帰ります」「上の者に確認します」というのは、通じません。しかし、「新型肺炎が蔓延中の日本の現状で重要な判断を今ここで、というのは難しい」という状況であれば、仕方のない話。「あまり語らずして、熟慮を重ねたいという気持ちを示す」というのが、英語が不得手な人にとっての、取り急ぎのミッションだとするならば、渋い表情を浮かべて「I have to say NO.」と言えば、相手は理解してくれるはずです。
7. Let’s wrap up. I’ll email you.
とりあえずこの辺で。あとからメールします。
「wrap up」は「まとめる」という意味合いの言葉で、よく使います。また、重要な判断を伝えるときは文章にしておく方がお互いにあとから確認できるので、「emailで(文書で)伝えます」というのも良い手段です。
いかがでしたか? リモートワークの流れはまだ始まったばかり。今後、コロナが収束しても、働き方改革の波が後に続きます。電話やモニター会議が一般的になってくると、ますます英語でもそのシチュエーションは増えるはず。あまり身構えず、「楽しく積極的に乗り切るにはどうすればよいか」を考え、様々な方法を試してみてくださいね。