日々のレッスンから生まれた「10秒リスニング」
- 真のビジネス英語
- 2020.12.28
こんにちは、「コミュニカ」英語塾を主宰する小西麻亜耶です。
昨年から取り組んでいた書籍『英語を聞きとる力が飛躍的にアップする新メソッド–10秒リスニング』が発売となりました。私にとっては初めてとなる、個人名での著書。正直言えば昨年来、この本に費やしてきた時間と労力はなかなかハードなものでした。
「先生、この学習システム、よく思いつかれましたね!」
私の新著『10秒リスニング』の編集をご担当くださったのは、三修社の本多真佑子さんという素敵な女性で、校了までの長い間、辛抱強く私を励ましてくれました。何度も交わした会話の中で、「先生、この学習システム、よく思いつかれましたね!」と褒めてくださることがあったのですが、そこで私は種明かしをしました。
生徒さんと一緒になって完成した「10秒リスニング」
「10秒ニュース」は「ディクテーションをレッスン冒頭の恒例にしよう」というひらめきから始めたことでした。山元さん(コミュニカの代表取締役社長)からは「時事ニュースを題材にするといい」とアドバイスをもらい、また、生徒さんたちからも「これって点数化できるのでは?」「Facebookグループに毎日結果を投稿するようにしては?」「Googleスプレッドシートに成長結果を表にして入れましょうよ」と、様々なご提案があり、一つ一つ「いいね、やりましょう!」と形に組み込んでいき、今に至ります。
結果的には、画期的でユニークなシステムが完成しそれが書籍化された、ということになりますが、クリエイティブな才能によって生み出したというよりは、自然発生的に誕生したと言った方がぴったりくるかもしれませんね。
自分を褒めたい部分があるんです
けれど、あえて2つ、自分を褒めたい部分があるんです。それは、
・周りの声に耳を傾け、いただいたご意見は積極的に取り入れるようにしてきた
・一旦レッスンに組み入れた後は、休むことなく毎日やり続けた
担当編集の本多さんには種明かしをすると共に、自分がいかに形には見えない財産をたくさん持っているかを思い、今、とても感謝していると伝えました。
新しいオフィスの窓からは若者の街が見下ろせるのですが、早朝、まだ誰もいない路上で黙々と自分のダンスシーンを自撮りしている20歳くらいの男性を見かけます。何度も何度も、誰も見ていないのに飽きもせず。そんな様子を見ていると、「努力を上回るものは“夢中”って言うけれど、本当にそうだなぁ」と感動します。
新型コロナウイルスの影響が続く世の中ですが、皆さんも一度、「自分がすでに手にしている無形の財産」を考えてみてはいかがでしょうか。そして、ぜひとも『10秒リスニング』をご活用いただき、ヒアリング力をグーンとアップさせていただけたらうれしいです。