自分の意見を英語で話すための2つのポイント
- グローバルマインド
- 2022.08.19
コミュニカ英語塾のレッスンでは、私がこのブログで配信している10秒ニュースのトピックについて
「What do you think about the topic?(このトピックについてどう思いますか?)」
と私から生徒さんたちに意見を尋ね、ディスカッションする訓練をしています。 この訓練は、生徒さんたちが職場で外国人と話をするときに自分の意見を英語でしっかり伝えられるようになるための訓練ですが、最近生徒さんたちから
「英語の意見の組み立て方がわからない」
「何をどのように話したらいいのかわからない」
と相談されることが多くなりました。
「ランゲージアーツ」ってなに?
私が幼少期を過ごしたアメリカでは学校の授業で「ランゲージアーツ」という科目があり、意見の言い方やディスカッションの方法などを「ランゲージアーツ」の授業を通して学んでいました。私にとって「意見を言う」というのは何か特別なことではなく日常会話と同じようなごく一般的なことなので、最初はなぜ生徒さんたちが「意見の言い方がわからない」と悩んでいるのか理由がわかりませんでした。 しかし生徒さんの悩みを聞いていくうちに、日本の学校にはこのようなことを体系的に教える科目や教育システムが無いため、生徒さんたちは、何を・どういう風に答えていいのかをそもそも学習したことがないから困っているのでは?と思い至るようになりました。
そこで、コミュニカ英語塾の上級クラスに在籍している英語ランゲージアーツ講師のAlisonにこれらの生徒さんの悩みを相談したところ、「ランゲージアーツのメソッドを使った【英語の意見の言い方】の講座を開きましょう!」と提案していただきました。
そして去る10月17日、Alisonを講師に迎えて「ランゲージアーツ式 自分の意見を英語で話す方法」というオンライン講座を開催しました。 当日は多くの方にお申し込みいただき大盛況のうちに終了したのですが、スケジュールの都合によりご参加できなかった方も多数いらっしゃいましたので、そうした方々のために講座の概要をこのブログで簡単に紹介させていただきます。
自分の「立ち位置・スタンス」を決める
賛成なのか反対なのか、まず自分の立ち位置を決めること
日本人ははっきりと自分の意見を言うことを避ける傾向があり中立の立場をとる人が多く、意見がウヤムヤになってしまう。意見を言う際は賛成/反対あるいはYES/NOなのか、はっきりと自分の立ち位置・スタンスを表明する必要がある。
意見の理由・根拠を述べる
賛成/反対、YES/NO」と自分の意見を表明したあと、どうしてそう思ったのかその理由・根拠を必ず述べること
日本には同じような意見を持つ人が多く同調する文化があるせいか、理由・根拠を言わなくても相手が察してくれることが多い。しかし外国人にはこの「察する」文化は無い。なぜあなたがその意見(=立ち位置・スタンス)を持つに至ったかの理由・根拠を自分の口できちんと説明しなければ外国人にあなたの意見は伝わらない。
この2点については私も「なるほど」と思い当たることがありました。自分の考えや立ち位置・スタンスをはっきりさせること、そしてその根拠をロジカルに話すことはグローバルでビジネスをするための基本姿勢ですが、それができていない人が意外と多いのです。
講座では意識的に受講者の方に「自分の立ち位置(=意見)を英語ではっきり表明する」という訓練をしてもらっていましたが、徐々に受講者の方々も自分の意見を英語で表明することに慣れていったようでした。 Alisonからはさらに、上記の重要事項2点を英語で表現するための構文、そして意見を言うための思考整理法の紹介をしていただきました。
参加者の声
講座に参加された受講者からは
「自分の意見を相手に効果的に伝える方法がわかった」
「英語の会議で意見を言うのが怖くなくなった」
「コミュニカ英語塾でMaaya先生から意見を聞かれるのが楽しみになった」
などなど嬉しいお声をたくさんいただきました。 「次の開催はいつですか? ぜひまた参加したい」という声も高まっていることから、また別の機会にランゲージアーツに関する別の講座を開催したいと考えています。
英語の意見力を鍛えられる英語塾
外国人から意見を尋ねられたときに自分の意見をパッと答えられるようになる、そしてその意見ついて英語でディスカッションをするといったスキルを獲得するためには日々の反復練習が必要です。そういった練習の場をコミュニカ英語塾では提供し、生徒さんの意見力を向上させるためのアドバイスを行っています。 あなたも英語の意見力をコミュニカ英語塾で鍛えていきませんか?