Soul of Language
小西麻亜耶の英語学習ブログ
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ゴルフの片手ハンデ、TOEICなら何点だと思いますか?

  • 真のビジネス英語
  • 2019.08.13

ゴルフの片手ハンデ、TOEICなら何点だと思いますか?

出典:

自分で言うのもなんですが、子供の頃から負けず嫌いでした

自分で言うのもなんですが、子供の頃から負けず嫌いでした。私のことを「帰国子女で難なく英語を話せるようになったラッキーな人」だと思いますか? それは違います。帰国子女で英語アレルギーがなかったことはラッキーだったかもしれません。

 

しかし、米国育ちで10歳の時には100%英語しか話せなかった私は、日本に帰国後、学校の授業についていくための日本語を習得するだけでも相当、苦労しました。「富士山」と聞いても「さん」が「山」だと認識できず、本気で「ミスター・フジ」という人名だと思っていました(笑)

 

その後、日本語でも英語でも、ただ言いたいことが通じればいいという語学力には満足できず、自らのプレゼンスを示すための言語を話すには、単なる表面的な学習ではダメなんだと悟りました。まずは上までいかないと。登山に例えるなら「頂上に到達しない限り、向こう側の景色は見えない」ということ。そのためには、気の遠くなるような努力や思考、無駄な時間も、陶酔するような喜びも、すべてが必須項目だということを学びました。何か一つの分野でプロフェッショナルになるとはどういうことかを身をもって知りました。

ゴルフとの出会い

ゴルフは5年前から始めましたが、こんなにハマってしまうとは想像もしませんでした。なぜこのように夢中になってしまったのか。理由はきっと、「思い通りにいかないから」だと思います。

 

ゴルフをご存じない方のために少し説明すると、この競技はスコアが少ないほど良しとされます。1ホールごとに規定打数があり、全部(1ラウンド)で18ホールあってトータル打数72が基準値です。私のベストスコアは82です。最近の私は、安定して90台のスコアで回れるようになりました。しかし、こうなるまでの道の遠かったこと!(汗)最初のうちは、まるでボウリングのような惨憺たるスコアでしたし、スコア(打数)が多すぎると時間もかかり、一緒にラウンドする方々にご迷惑をおかけするので、とにかく隙間時間を使って必死に練習していました。

 

100を切る時が最初の大関門でした。90切り、そして今挑戦中の80切り……とハードルは続き、この感覚、何かにそっくりだと気づいたんです。そう、TOEICです。

TOEICスコアとゴルフスコアの換算

個人的意見ですが、ゴルフの「スコア100」は、TOEIC換算だと600点程度の難易度ではないでしょうか。「90切り」はTOEIC700点を越える感覚に通じます。80が見えてくる頃がTOEIC800点で、70台を安定して出せるようになるとそれはまさしくTOEIC900点以上の世界。壁を越える時の辛さが身に応えることや、練習を怠るとすぐに思う結果が出せなくなるところも、ゴルフとTOEICは似ています。

 

ちなみに、80台を出した私に見えたものは何だと思いますか? それは「ゴルフは深い!」という気づきでした。プロゴルファーは、TOEIC満点からが勝負の世界。私にそんな技量はありませんが、TOEIC900点を超えた方々にはようやく、英語と本気で向かい合う感覚が芽生え、さらにはそれをビジネスツールとして使いこなさなければならない、本当の戦いが始まるのではないでしょうか。上を目指すって、意味あることだと思います。

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外資金融出身・元同時通訳家が教える
成功するための「英語の話し方」

株式会社コミュニカ 取締役副社長
小西 麻亜耶
https://communica.co.jp/teacher/konishi-maaya/
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小西 麻亜耶
KONISHI MAAYA
18歳のときに米ハーバード大学で言語学に出会う。2007年に慶応義塾大学を卒業後、米コロラド大学で言語学の修士過程を首席にて卒業。2009年に三菱UFJモルガン・スタンレー証券に入社。2011年に日英同時通訳・翻訳家として独立。2012年に元アップル・ジャパン社長山元氏にその英語力を認められ(株)コミュニカに入社。独自に開発した英語発音矯正プログラムで、全国から集う生徒は2,000名以上。「英語を諦めない」「話せない人には聞こえない」「聞き返されない英語」をモットーに英語教育に力を注いでいる。
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