「ビジネスするに足る英語」を教える塾
- 真のビジネス英語
- 2019.09.10
初めまして。コミュニカ英語塾代表取締役社長の山元賢治と申します。このブログでは「コミュニカ英語塾」の講師・小西麻亜耶が英語教育への思いを日々綴っていますが、この塾は山元塾というもう一つのビジネス塾と対(つい)になっています。英語塾を小西が、ビジネス塾は私、山元が主に担い、大切に育ててきました。今回は両校の創業者である私からささやかな問題提起をさせてください。「どんな英語を学ぶべきか」という話です。
他とは違うコミュニカ英語塾
「コミュニカ英語塾」は、多くの面で他の英語学校とは異なります。その一つが、前述のようにビジネス塾との両輪である点。理由はシンプルです。ここでは「ビジネスに役立つ英語、国を背負って立つために必要な国際英語」を軸に講義を行うからです。“海外旅行が楽しくなる英語”も、“洋楽や映画が身近になる英語”も素敵ですが、ゴールがそこだけだという生徒は「コミュニカ英語塾」ではほぼゼロです。
授業開催は平日の早朝か夜、そして土曜日の昼間。バリバリ働く現役のビジネスパーソンが最も学習しやすい時間といえば、ここしかないからです。青い目の陽気な外国人講師も弊社にはいません。なぜなら、伝統的な日本企業の慣習と生き馬の目を抜くような海外企業との狭間(はざま)で仕事する感覚を肌で理解していないと、たとえ英語力がネイティブの講師であっても務まらないことを私は知っているから。そう、「本気でビジネスするに足る英語力」を日本人が持ち得ていないことを心から憂(うれ)いていたことから「コミュニカ英語塾」はスタートしているんです。
日本のビジネス常識は世界的に見ると非常識
では、なぜこのように特殊な「英語塾・リーダー育成塾」を創ったか? 理由があります。かつて私が働いていた「日本オラクル」や「アップル・ジャパン」などの外資系企業では、今の日本の教育現場で教えられている英語はもちろん、多くの国内企業のビジネスへの姿勢自体、まったく通用しないものだったからです。
例えばアップル・ジャパンの代表取締役を務めていた頃、
・僕のミーティングには本当に必要なスタッフのみの参加しか認めない
・最長でも15分で終わらせる
・僕のスケジュールは基本15分刻みでしか組まない
・部屋に入ったら1秒後には話し始める
というのをルールにしていました。
「アップル」は特殊だと思いますか? とんでもない。丁々発止の会議はどんな業界の企業でも当たり前ですし、業績を上げられないとその場で首が飛びます。意見も言わない人まで参加する大人数の長時間会議や、
「持ち帰ります」
「上に確認します」
といった言葉で決定を遅らせる日本の企業風土は、おそらく今も健在ですよね? その中にいると間違いなく、本当に必要なビジネス英語の力もビジネスセンスも身につきません。誰かがやらないと、日本はどんどん“残念な国”への道をまっしぐらに進んでしまう。そう思い「コミュニカ」を創業したのが2012年でした。