「外資系に勤めています」は英語で?
- 真のビジネス英語
- 2019.10.11
最近、このブログでも紹介した「マンツーマンレッスン」へのお申し込みや問い合わせが増えてきて、やはりみなさん、「時間はないけど効果と成果はすぐに必要」なんだなぁと実感しています。その中で、実際にマンツーマンを始めた生徒さんとの最初のレッスンが印象的だったので、今日はそのことをお伝えしますね。ちなみに、日本語でもよく使う「マンツーマン」という言葉、実は和製英語だとご存知ですか? 正確には「One On One(ワンオンワン)」です。
日常的に使う英語が実は和製語というのはよくある話。怖いのは、英語力に長けた人もつい、慣れた言葉だから使ってしまうことがあるんです。でも、ネイティブの人には一発でわかってしまいます。コミュニケーションに支障はないものの、ビジネスの場だと「あれ、この人の英語、意外にちゃんとしていないんだな」という印象を与えかねません。
サービス名は『英語コンサル』に
ビジネスをやっているとサービス名のネーミングのセンスで集客がまるで変わるということを経験してきているので、「マンツーマンレッスン」のことをなんと名付けようか随分悩んでいました。そんな中、クライアント様からご提案いただいた『英語コンサル』がしっくりきたので、採用させていただきました!
『英語コンサル』のはじめの一歩
今回、私の英語コンサルを受講したのは、長年勤めた外資系出版社を退職してフリーになったばかりのMegan。編集者キャリアは長く、人付き合いも得意な彼女ですが、今後は海外クライアントと仕事をする可能性が高いと踏み、コースに申し込んでくれました。完全オーダーメイドのレッスンなので、生徒本人の理想や現在のレベルに合わせて、レッスン内容は異なります。
が、初回は必ず「現状はどうか、何を成し遂げたいか、そのためにどうするか」という3つの点を必ず双方で確認するようにしています。コンサルタントにはおなじみの「Scope of Work」設定のようなものですね。今を知らずして目標には向かえませんし、教える側と教えられる側が現状&理想を共有するのは、最初の第一歩として重要です。
Meganの場合は
「As-Is」 = TOEIC 700点台・英語で話すことに対する抵抗感はない
「To-Be」 = 外国人から仕事を受注したい
「How」 = 自己紹介・会社紹介をカスタマイズで作成し、マスターする
自分が一番伝えたいことは何?
それを見つめ直すのが英語コンサル
日本語で自己紹介をしてくださいと言われれば、みなさんスラスラ出てきます。それはいろんな場面で自己紹介を求められ、試行錯誤しながら、長年かけて磨きをかけているからです。それを突然英語で要求されたからと言って、日本語のように上手くいかなくて当然です。日本語なら個性的な言葉の選び方で上手に自分の夢を語れても英語だと途端に“ニュアンス”が激変してしまうのです。
例えば「外資系出版社に勤めた」という一文。“外資系”と日本語で言うと「なんとなくカッコいい」という雰囲気もふんわり表現出来てしまったりするのですが、英語に直訳すると “foreign capital-backed company”。英語でforeignを使うとき誰のことを指しているのかがまるでわかりません。日本ではない?ということはアメリカ?中国?ロシア?正直言って、英語では「外資」という言葉はまるで意味をなしません。
そこで私は「I was at an American publishing firm.」というセンテンスを提案しました。foreignではなくAmerican、companyではなくfirm。そこにあるのは、文法的な正しさはもちろんですが、生きている英語センスです。伝わればOKという英語から、相手を魅了するためのツールとしての英語に変えていく。プライベートレッスンでは、そんな極意を個別に、最短距離で習得できるようお伝えしています。