最強の父親。昭和・平成・令和と激動の時代に勝ち続け、最高のブランドを築き上げた父。70代も半ばを超え、いよいよ事業承継の時が。今年社長を長男の息子に譲り、娘婿に彼のサポートを託した。
本当の男兄弟は、全国でもビジネスの引き継ぎで権利問題や役割分担で問題を起こすケースが極めて多い。一方、SONYやエディオンのように妹の旦那とは成功しているケースがある。
今回は最強の父からいかにして2人で引き継ぐか。一人では荷が重すぎることはみんなが知っているようだ。父は私のゴルフ友達。息子二人は山元塾生。「人生最大のお節介」なコンサルティングを引き受けた。
全員からヒアリングし、準備に随分時間と愛情を注ぎ込んだ。お互いが遠慮し合ってコミュニケーションが上手くいってない。父の思いも息子の思いも十分には伝わっていない。
4時間の山元賢治の独演的コンサルティングを実施した。随分酷いことも直接、猛烈に叩き込ませてもらった。呼称や服装、挨拶、仕事分担、仕事の仕方、見える化、ルーティンワーク、ブランドの大切さ、社員への心配り。
一番大切なのは、もちろん「笑顔」。最初は固かった皆さんの表情に徐々に笑顔が。嬉しかったです。最悪の結論も準備して臨んだコンサルティングだけに、懇親会での笑顔は死ぬまで忘れられないでしょう。
私にとっても思い出の日になりました。
2022.3.25 ある企業の未来会議にて。