今、本当に必要な英語とは?
- グローバルマインド
- 2020.11.10
初めまして。コミュニカ英語塾代表取締役社長の山元賢治と申します。このブログでは「コミュニカ英語塾」の講師・小西麻亜耶が英語教育への思いを日々綴っていますが、この塾は山元塾というもう一つのビジネス塾と対(つい)になっています。英語塾を小西が、ビジネス塾は私、山元が主に担い、大切に育ててきました。今回は「今本当に必要な英語とは?」についてお伝えします。
私は35歳から50歳までの15年間、外資系企業に勤め、外国人の上司や同僚、部下たちと共に働いてきました。「英語がうまいね」なんてほめ言葉はありません。たとえ言われたとしても、あまりうれしくないセリフです。だって英語で商売をしているのにうまいも何もあったものじゃない。言葉の壁なんて気にせず、本気で“Dead or Alive”の仕事をしようと思ったら、英語でケンカしたり冗談が言えるくらいでないと通用しないんです。
ビジネスパーソンに求められる英語力
社員の英語力を全体的に底上げするためには
もちろん、必死で勉強しましたし、幸いにして意思疎通は得意だったので社長まで昇り詰めました。しかし、自分だけ多少英語が流暢になっても、企業やチームとしての英語力が散々では意味がありません。私が在籍した会社の人事部はいつもこの問題に頭を悩ませ、英語が不得手な社員の語学力アップのために何百万もの社員教育プログラムを導入したりしていましたが、それでも全然ダメでした。私ももう、「そんなものなんだな」とあきらめていたんです。
英語で苦しむ日本人ビジネスパーソン
今の時代、息をするくらい自然に、英語で読んだり話せたりできないと足りないのです。
しかし、いざコミュニカを創業してみると、再び教え子たちが英語で苦しんでいるのを目の当たりにしました。ダメなんです、英語ができないと。今の時代、本気で仕事をしたいと思うのであれば、息をするくらい自然に、英語で読んだり話せたりできないと足りないのです。
なぜそうなのか根拠を示せと言われれば、一つは日本国内で日本語でのみ流通する情報があまりにも狭く偏っているからだと考えます。
例えばテレビの報道番組や、インターネットのニュースサイト。「毎日欠かさず目を通している自分は博識だ」と思っていませんか? でも、注意してみてください。どの局もどのサイトも、似たようなことばかり伝えていると思いませんか? それもそのはずで、日本のメディアを駆け巡る情報というのは、実はその出元は限られており、同じニュースソースから発信されたものを各局が編集して伝えていることが多いんです。
日本を俯瞰できる眼を持つ
ビジネスの勘も人間力も磨かれます。
世界を相手にビジネスしたいと思うなら、まずは日本を俯瞰できる眼を持つことが重要です。そのために役に立つのは、あらゆる情報源から発信されるニュースに目を通すこと。CNNはどう伝えているか、ニューヨークタイムズはどんな見解か、国際問題を他国はどう見ているかなど、いくつもの視野から物事を眺めることで、ビジネス勘だけでなく、人間力も磨かれます。
戦える英語力とビジネスセンス
「コミュニカ英語塾」代表を務める小西麻亜耶は、そのような「戦える英語力とビジネスセンス」を人に伝えることができる教育者です。日本国内で英語を教える人は、それこそ何百万人もいると思いますが、その多くが点数や資格を取るためや、娯楽のテリトリーを広げるための教育がメインです。もちろんそれらも間違いではありませんが、もしあなたがビジネスに役立つ英語力を求めるなら、最初に叩く門を間違っている場合ではありません。
10秒ニュース
小西が毎日このブログで公開し続けている「10秒ニュース」というものがあります。世界中で起こっているニュースを、政治、経済、環境問題、ファッション、カルチャーなどあらゆるジャンルから抜き出し、ネイティブの発音で10秒程度にまとめてアップしています。このディクテーション(聞き取れた英文を書き出すこと)を続けているだけで着実に英語力は伸び、TOEIC700点あたりで伸び悩んでいた生徒がわずか2年で900点を突破するなど、好例が続出しています。オンラインなのでなんと塾生以外でも無料でトライできるんです。
長年、海外ビジネスの現場を眺め、そこで英語力不足に涙をのむ人々を見続けてきた私が断言します。この「10秒ニュース」にこそ、今後世界を相手に働きたい人に必要な英語力の粋(すい)が満載です。「今、現実に動いている世界」を英語で見聞きすることで、あなたの眼に映るビジネスの色彩がぐっと濃くなることを、これからも多くの人にお伝えできたらと切に願っています。