SKIIからのきづき
- グローバルマインド
- 2019.12.07
こんにちは、「コミュニカ」英語塾を主宰する小西麻亜耶です。
英語教育に人生を賭けてみようと思い立ってからはや10年。自分でも驚くほどですが、最初に抱いていた“温度”は、今もなお下がることなく、逆に以前にも増して熱々の状態です。しかしその反面、英語を理解するためのメソッドや上達するための方法をお伝えすることよりももっと難しく高い壁があることに気づきました。多くの人々が、最初はやる気満々で英語学習に取り組むものの、途中でドロップアウトしてしまうのです。
「やる気スイッチ」を自動オフにしないためには
人々の「やる気スイッチ」がなぜ、自動オフしてしまうのか。常にフルスロットルの状態にするにはどうすれば良いのか。この答えを見つけることができたなら、もっと英語を使って世界とエキサイティングに関わっていける人が増えるのに。……そんなことを長い間考えていたのですが、つい先日、あっと思うような気づきがありました。
それは、百貨店の化粧品売り場がきっかけでした。妹と一緒にショッピングで訪れていたのですが、ローションを買おうと立ち寄った某高級化粧品コーナーで、「肌年齢測定をやってみませんか」と声をかけられたのです。面白そうだとチャレンジしたところ、妹は実年齢よりはるか下だと測定され、私はといえば、実の歳よりかろうじて2歳下という結果でした。
これで私のハートに火がついたのなんの。妹は優しい性格で「今日はちょっと乾燥してただけだよ、気にすることないよ」と慰めてくれたのですが、それでますます燃え上がりました。「いつだって素敵な肌年齢を叩き出すような肌になりたい」と思い、その売り場でローションも購入したのですから、売り場の方からしてみれば本当にいい客だったと思います(笑)
目的意識があるかないかで、結果は何倍も変わります
結果をお伝えしますと、あっという間に挽回できそうな状況です(笑)そのローションが良かったのもあるかと思いますが、それ以上に私の気合が違いました。毎朝夕に「しみ込め……、しみ込め……」と念じながらローションを肌にのせるあの気持ち。触った時の感じがどんどんしっとりと変化していく私の頰! そこで気づいたのが、「ただローションをはたいているだけではダメだったんだ」ということでした。丁寧にケアし、毎日鏡を眺め、手でも触れて確認し、という作業を繰り返すのみで、行為自体はそれまでとなんら変わるところはないものの、意識があるかないかでこんなにも結果が現れるのだと思い知ったのです。
「挫折産業」とは
本人に継続的なやる気と根気がない限り、状況改善は難しいのです。
英語だけでなく、ダイエット、トレーニング、ゴルフに至るまで、いわゆる「挫折産業」と呼ばれるジャンルには、迷える子羊を救済すべく数多くのビジネスが存在します。中には「1ヶ月で8キロ減!」「このクラブを買えば一気にシングルスコア達成!」などというセンセーショナルなキャッチで入会を募る会社も。英語学校でも「TOEIC550点だったのが2ヶ月で850点に!」といったキャッチに見覚えがある方も多いのではないでしょうか。異なる業界ながら、これらの挫折産業に共通するのは「本人に継続的なやる気と根気がない限り、状況改善は難しい」という事実です。
英語を学び始めて少し時間が経ち、やる気スイッチがオフ側に傾いてきた方は、ぜひコミュニカに顔を出してみてください。オフになったスイッチを何度も入れ直して踏みとどまっている人、長いトンネルを抜けてようやく結果が見え始めた人など、今、あなたが置かれている状況のちょっと先にある未来を歩いている仲間がいます。どんな高級ローションよりも「なにくそ!」と思うエネルギーが得られたら、その方が上等。意識をもって取り組むこと以外に、上に登れる道はないのです。