リーダーのコミュニケーション力とは。
世界を飛び回ってきて、日本の若者の未来を考える機会が逆に多くなってきました。私が46歳の時に創業したのが有限会社コミュニカです。2005年、12年前のことになります。2004年にアップル社長に就任した時にこの会社で最後にしようと決めていました。外資系企業のために自分のエネルギーを注ぎ込むことはこれが最後。50歳になったら日本の若者の未来のためにこれまで自分が体験させてもらったことへの恩返しができればと考えていました。そのための器として会社を設立しておく事をいろいろな方に提案頂き設立しました。
会社名を何通りも考えました。不思議なくらい頭に浮かんでくるのは”communication”の文字でした。単に英語力の低さで辛い思いをするからではなく、主語をIで話す勇気・迫力や英語脳で考えるスピードについて伝えたかった。私レベルの英語力では一晩中英語で翌日の会話の戦略を考えていました。歩いている時も寝ている時も。ずっと英語で寝言を言っていると家族によく笑われていました。
山元塾も22期生を迎え、企業研修での塾生と合わせると1,000名というレベルに達しました。塾生がビジネスの現場で活躍できてこその「覚悟108®」です。実際に顧問として直接応援する事も出来ますが、全員のサポートする時間が足りなくなります。塾生自身がリーダーシップを発揮してビジネスを成功・継続できてこそだと考えています。
毎日現場で接する事は出来ない塾生をどうやって応援するかが、ここ数年の私のテーマでした。社員をやる気にさせる・お客様に買いたいと思ってもらう・一緒にビジネスをしたいとパートナー企業に思ってもらう。全てはリーダーのコミュニケーションの力による部分が大きいです。コミュニカの塾に通ってくれている塾生のコミュニ「力(りょく)」を徹底して引き上げる。私も塾で接している時間での評価しかできませんが、塾生の発表能力を観察して塾生のコミュニ「力」の評価を始めました。私の会社の社員であればどの程度の役職まで引き上げたくなるかという視点で評価しています。もちろん「覚悟108」研修でリーダーとしての覚悟ができている塾生が対象です。覚悟108筆記試験で800点以上を獲得している約150名の塾生に対して評価してみました。評価項目は24個。一つ5点満点で、合計120満点の評価です。
<Communication 1>
全体の構想力
全体のバランス
引き出しの多さ
話題選び力
資料作成力
論理思考力
<Communication 2>
行間を話す力
チャーミング力
説得力
キャッチボール力
英語ヒアリング
英語スピーキング
<Communication 3>
立ち姿勢力
目配り
オーラ
声のトーン(上下)
話すスピード(横)
話す間(全体のゆとり)
<覚悟108 力>
筆記試験 800点以上
Mission 長短期視野・戦略・計画
Wisdom アイデア人間力・柔軟性
Competency リーダーシップ力・統率力
Vision 存在意義・ビジョナリー
People 採用・育成・教育
評価の結果、もし私の会社で一緒に仕事をしていたらこの役職をアサインします。
皆さん、EVPを目指して下さいね!本当の採用を含めてお待ちしています。
Executive VP ( > 115)
Senior VP ( 110 – 114 )
Vice President ( 100 – 109 )
Senior Manager ( 90 – 99 )
Manager ( 80-89 )
Individual Contributor ( < 79 )