日本語・英語の完全なバイリンガルを目指すのであれば幼少期に始めるに越したことはない。思春期を迎える10歳前後までに言語を習得しないとその言語ではネイティブになれないというのは通説(Critical Period Hypothesis)になっている。
私自身初めて渡米したのは5歳。幼少期に英語に触れられたから今のように英語が話せるようになっているのは事実。早く始める程、綺麗な発音やネイティブな表現力が身につく。
しかし、バイリンガルの状態を保つのはそう簡単なことではない。ピアノやゴルフのスキルと一緒で1日休めば、2〜3日分の労力をかけて技術力を取り戻さな ければならない。日本語を重点的に強化しているうちに英語が疎かになる。この絶え間ない繰り返しの結果かろうじてバイリンガル状態を保てる。
自分が英語で苦労した分、子供には楽させてあげたいという親心はわかる。しかし中途半端な気持ちで子供を英語塾に通わせているだけでは何も実らない。本人 が英語を嫌いになってしまう危険性すらある。逆に自分自身で英語が必要、英語が話せるようになりたいという強い意思があれば可能性はいくらでもある。 Critical Period Hypothesisを覆すことだって不可能ではない。結局、本人の意思がすべてなのである。
コミュニカでは中学生以上から塾生として受け入れています。