私が通っているゴルフ場の1つ。千葉市原市のゴルフ場への途中の道はずっと片道通行になっている。道の端が崩れて危険な状況になっている。周りを見渡すとそんなに多くの税金を納めていそうな企業や個人宅は見当たらない。片道通行と書いてある看板には市原市と明記してある。当然かもしれないが、人口減が進めば地方インフラへの投資・維持は困難になってくるだろう。国が成長する時はそれなりに大変だが、楽しくワクワクする事も多かった事だろう。日本が勢いよく成長できたのは昭和のバブル時期の前後だけだろう。実際は戦後の悲惨な状況から立ち直り、やっとバブルを迎えたと思ったら人口減少の現実を迎えている。人口は減る・労働力も減る。世界で最も移民も受け入れない(技術研修という名のもと奇妙な外国人労働者受け入れだけは継続しているが)。しかも個人の生産性はどんどん低下している。どんな社会を作りたいのだろうか。いつから官僚や政治家の数は減らし始めるのだろうか。その覚悟はできているのだろうか。
今年になって日経新聞の一面に「地方インフラ縮め方探る」という嫌だけど仕方ないと思わせる見出しが。人口減が進む市町村でのインフラ投資がなくなるだけではなく、既存のインフラの維持費も大変だという記事である。今後村民プールやこども園が姿を消していくことも明記されていた。更にはごみ収集などの日常的行政サービスへの影響も言及されている。このままだと日本の至る所に住めない・住んではいけない市町村が誕生するのでは。東京などの都市周辺に人口が集中し、過疎化する地方を増やすつもりなのだろうか。なにやら過疎地帯で犯罪も増えそうなプランに感じる。そもそもプランはあるのだろうかと疑いたくもなる。その時の教育はどう考えているのだろうか。半分以上は定員割れの大学数はどうするつもりなのだろうか。
広げることは誰にでもできるが、一旦広がったものを畳み・縮めるのは相当の計画が必要だろう。
気の重くなるような未来予測してしまうのは私だけだろうか。相撲やドラマ、歌合戦は民放に移行してNHKはニュースだけに専念してはどうか。視聴料も随分安価になるのでは。