TOEICスコアによるクラス分けを始めてから、塾生の英語力を数字で判断することが可能になりました。TOEICという客観的な指標を設けたことで誰もが納得のいくクラス分けの制度が実現しました。さらに、塾生はコミュニカ英語塾に通っていることでTOEICの点数がどれだけ上がったか数字で追えるようにもなりました。私自身、続々とスコアが上がりましたという報告に、コミュニカ・メソッドのすごさを再認識させてもらっています。
白黒はっきりさせないと気が済まない私は1点でも満たない方には容赦なく下のクラスをご案内するという厳しい運用をしていました。すると、こんな例も出てきました。一度は900点以上をとって上級コースに上がったものの、今回受験したら895点に下がってしまいました。5点足りない塾生を中級コースに落とすべきか。色々考えました。違和感を拭えませんでした。
クラス分けの目的はなんだったかなと原点に戻り考え直してみました。それは自分と同じような英語力の塾生と切磋琢磨する環境を提供するためでした。お互いの良い点・改善点から学び合う。自分の現状の英語力を把握してもらうための一つの指標になればという私の親心。
フェアなクラス分けを実現したいという気持ちばかりが先行し、目的を見失っていたような気がします。つきまして、50点のバッファーを設けたいと思います。900点超えて上級コースに上がった方は850点以上であれば上級コースに残ることができる。700点超えて中級コースに上がった方は650点以上であれば中級コースに残ることができる。500点超えて初級コースに上がった方は450点以上であれば初級コースに残ることができる。50点以上スコアが下がった人は必ず私に相談にきてください。原因解明と対策立案が必要です。