羅針盤
COMPASS
「英語を話せるようになりたい。」
そう思って勉強を始める人は多いでしょう。単語や文法を学び、発音を磨く。英語は確かにスキルです。
しかし、長年英語教育に携わる中で感じるのは、英語が人生を変える人と変えない人がいるということです。
その違いは、英語を単なるスキルとして学ぶか、自分の生き方を広げる手段として学ぶかにあります。
私は投資銀行で働いていた頃、英語は話せました。しかし、自分が何をしたいのか、どこに向かいたいのかは見えていませんでした。
英語力があっても、自分の言葉がなければ人を動かすことはできません。
一方で、英語を学び続ける人たちは、次第に「私は何者なのか」「何を成し遂げたいのか」と向き合うようになります。
英語は単なる外国語ではありません。
新しい言葉を学ぶことで、新しい価値観に触れ、自分自身を見つめ直す機会を与えてくれます。
そしてAI時代になった今、その価値はさらに高まっています。
翻訳はAIができる時代です。これから問われるのは「どれだけ上手に話せるか」ではなく、「何を語るのか」。
どれだけ流暢な英語でも、情熱や使命がなければ人の心は動きません。
だから私は、英語を教えているというよりも、自分の言葉で人生を語れる人を育てている感覚があります。
英語はスキルです。
でも、それだけではありません。
英語を学ぶことは、自分自身を知り、自分のビジョンを世界に発信するための旅です。
だから私は思います。
英語は“スキル”であり、その先にある“生き方”でもあるのです。