英語の勉強法の1つである「ディクテーション（Dictation）」。それは聞き取った英語を書きとるという至ってシンプルな勉強方法です。

リスニング力を鍛えるための効果的な勉強法として広まっていますが、ディクテーションの活用の仕方次第ではリスニング力に加えて語彙力、リーディング力、加えてスピーキング力も向上させることができます。

そこで今回この記事ではディクテーションの具体的勉強方法や、発展学習の方法、そしてなぜこれほどまでの効果があるのかそのメソッドをご紹介します。

ディクテーションの教材

ディクテーションのやり方は「音声を聞きながら読み上げられた文章を書き取っていく」というものです。

教材は様々な種類がありますが、コミュニカ英語塾では「10秒ニュース」を使ってディクテーションを行っていきます。

理由は

①毎日10秒程度で世界で起こっているニュースを英語で聞くことができる
②毎日学習するのにちょうど良い学習量
③スクリプト、日本語訳が載っている

ためです。

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10秒ニュース

ディクテーションの具体的なやり方

決して1回聞いただけで全て聞き取れというものではありません。具体的には次のように行っていきます。

①1回目は音声を聞いて内容を推測する
②最大30回音声を再生し、聞こえた英語を書き取る
③書き取った英文を清書、文法的に意味が通じるか確認する
④スクリプト（元の音声が書かれた文章）と比べて答え合わせを行い、正しく書き取れなかった原因を分析する
⑤音読し、単語や音のリズムを確認しながら復習する

通常のディクテーションはここで終わってしまいますが、発展学習を行っていくためにはこの後にもう1段階あります。それは「シャドーイング（shadowing）」です。

シャドーイングは聞き取った後の文章に続いてその文章をスクリプトを見ずに読み上げることです。これを行うことでディクテーションの勉強効果はさらに強化されます。

では具体的にどのような効果がもたらされるのか、説明していきます。

ディクテーションの効果

ディクテーションを実行していくことによる効果はリスニング力、語彙力、リーディング力、スピーキング力の強化が挙げられます。なぜディクテーションでこれほどの効果があるのか、理由を説明していきます。

リスニング力

ディクテーションを行うことで普段日本で生活する中では触れられない「英語」を毎日聞くことができます。まずこれだけで耳が英語に慣れてくるのでリスニング力は強化されます。

加えて毎日様々な文章を聞いていくことで、よく使われる単語や文法なども理解していきます（語彙力の向上）。

そのため聞いたことのある単語、聴けるようになった単語が増えてくるため自然とリスニング力が強化されていきます。

さらにシャドーイングを行うことによって自らが発音し、その発音を覚えていきます。自分で発音できる音は次第に聞き取れるようになっていきます。

そのためシャドーイングを行えばさらにリスニング力が強化されることになります。

語彙力

ディクテーションを行っていくとそもそも知らない単語が多数出てきます。そういった単語を答え合わせの際に意味を調べることによって語彙力を強化することができます。

リーディング力

ディクテーションをしていくうちに語彙力が強化されることに加えて同じ文法が繰り返し登場してきます。

そのため語彙力と文法理解力が強化されることによってリーディングも自然と強化されていきます。

スピーキング力

語彙力や文法理解力が上がっていくことによってスピーキングにおいて応用力が強化されます。

加えて最も重要なことがシャドーイングを行っているということです。これを繰り返し行うことで単語の発音や文章を読み上げていく際のリズム感やアクセントを習得していくことができます。

そうすることによりいざ自分がスピーキングする際にカタカナ英語にならずに、ネイティブの発音に近い状態で話していくことができるようになってくるため、スピーキング力が強化されていきます。

ディクテーションを通して発音を強化することが大切

このようにただディクテーションを行うのではなく、シャドーイングを行うことで発音を意識・強化していくようになり、結果的に様々な英語力が強化されていきます。

英語学習には発音が大切

英語はコミュニケーションを行う手段です。そのため英語学習の目標には「英語を使って外国人の方と円滑なコミュニケーションを行う」ことを挙げられる方が多数います。

その目標を達成するには正しい発音を身につけることが絶対に必要になります。理由は日本人のカタカナ英語ではいくら文法や語彙力があったとしても通じることはないからです。

なんとかカタカナ英語を理解してくれようとしてくれるかもしれませんが、円滑にコミュニケーションを行うことは不可能です。

コミュニカ英語塾では発音矯正を軸に授業を行います

そこで弊社のコミュニカ英語塾では36つの発音のルールを基に小西麻亜耶が皆さんの発音矯正をおこなっています。

小西麻亜耶は、米コロラド大学で言語学の修士過程進学後、首席にて卒業している日本人であり、言語学・発音のエキスパートです。

「カタカナ英語を克服したい」「ビジネスパーソンとして世界で通用する英語力を身につけたい」そういった思いのある方達はぜひ一度コミュニカ英語塾を訪れてください。

2,3ヶ月に一度英語塾の無料体験セミナーも実施しておりますので、お時間のある方はぜひ一度体験にいらしてみてください。

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